<現金とカード決済の時代>
私たちは現金を使ったことは明確に覚えている。いくら財布に入ってていくら使ったのか何に使ったことを行動の中で、お金を使うことを意識しながら、現金を使い現金を減らしている。
独身の頃、働き始めて初めてカードを作った時にカードは非常に便利なものだと思った。 なぜなら給料日前にでも、現金を持っていなくてもカードを使えば簡単にものが買えてしまうからである。
その結果、カードの支払日になって、先月の給料日前に現金がなく、カード払いした分の請求が来て、”あぁそうだった”とカードを使ったのは思いだし、そんな月はお金を使うのをセーブしたのをよく覚えている。
<仮想通貨とキャッシュレス誕生の時代>
ついこの間までのような感じもするが、個人では、通常現金支払いがカード払いと言うのが常であったが、近年様々な支払い方が誕生してきた。キャッシュレス決済と呼ばれているPayPay、 LINE Payなどもそうである。ビットコインを代表とする仮想通貨まで誕生して、支払いに使うこともできるようになった。
ただ、カードと同じようにキャッシュレスの支払い方法は、仮想通貨も含めて現実に現金で払うわけではないので使っている実感は少ない。
その理由の1つは、支払いにかかる時間の少なさに起因していると思う。
現金の場合は、支払額を認識後に、お金をお札もしくは硬貨を数えて支払う。その後にお釣りがあれば、お釣りとレシートをもらうので、支払いにかかる時間が多くいる。
それに対してキャッシュレスの支払いは、支払金額を確認後に、スマートフォンなどでリーダーに読んでもらいレシートを受け取るだけである。支払いにかかる時間は非常に少なくなった。 支払金額を認識後に、10秒前後で支払いを完了することも可能である。
<子供達に気づいて意識して欲しいこと>
前置きが長くなったが、子供たちに気をつけてほしいことは、お金を使っている時はどういう時なのか、意識してほしいと思う。 例えば、スマホで電話をかける時、インターネットをスマホやPCで見ている時などである。これらは契約内容にもよるが、使えば使うほど多くの料金を支払ったり、一定額を支払えば無限に使える定額料金を締結している場合もある。
しかし、忘れないでほしいことがある。スマホやPCを使うのに通信料は一定料金であるかもしれないが、それ以外に電気代が発生しているのである。電気代は、意外と気づかないことと、電気代にお金がかかっている意識を持っている子供たちは少ないであろう。
私も子供の頃はそうであった。家のトイレやお風呂場の電気を父親が消していたのを覚えている。 特に私がトイレに入っていた時に、電気を消された時には、なんてケチな家だと思ったのを今でも覚えている。
しかし、同じ父親の立場になってみれば、電気はただでないし電気代が非常に高いものであるゆえ、その時の父の行動も理解できるようになった。
意識しないで支払っているのは、電気代だけではなく水道代も同じである。 近年、”水道を節約して使おう”っていう言葉は、聞くことも皆無になった。昔は、各家庭にお風呂がなくお風呂が家の中にできた時でも、2日にいっぺんお風呂に入れて入るなど、水道を節約していたのをよく覚えている。 通常はシャワーだけで済ますなど、いろいろな節約の知恵があった。今は毎日、お風呂屋に入りシャワーを使い、水は有限であり、節約しようということを子供達に教えようということも聞かなくなっている。
次に、子供たちがあまり意識しないで、金を使っているのが電車代である。子供によっては、通学のために電車の定期を親が購入してくれている子供たちがいる。その子供たちは、学校に通う路線の区間内では、何度のっても追加のお金は必要でない。またPASMOやICOCA、Suicaをチャージをする機会も少なく、チャージする時でさえも、親が金額をお金を出しチャージしている。これでは子供がいくら電車代にかかっているのか気づく事は皆無である。少しせこいような話にも思えたかもしれないが、大切なことはお金は有限であることを親は子供に伝えることが必要である。そのお金をお父さんやお母さんが苦労して稼いでいることを知ることが大切である。
<子供にスマホを与える前に>
スマホを子供達が使うようになり、子供たちがうっかりスマホのアプリを入れてアプリ購入金額が発生したり、月々の使用料等を払うケースが出てくる。
基本インターネットの世界では、無料なのか有料なのか新しいものに取り組む時、またはクリックする場合に気をつけなければいけない。
子供にスマホを使わす迄には、スマホで新しいことする時は、有料か無料あるかを確認し、有料である場合は絶対にクリックしてはならないということを教える必要がある。 しっかり子供が理解するまでは、スマホを使う時に、有料か無料かわからない前には、必ずクリックする前に親に確認すると言う約束するのが良いであろう。 親が有料サイトやアプリ購入の時にかかる有料のメッセージをいくつか見せて、このような場合が有料であるということを子供にみせて、理解してもらうことは最低限度する必要があると思う。 このようなことをしても、日進月歩でテクノロジーは進んでいくので、それに合わせて、親と子供が一緒に協力して学ぶといったスタンスがこれからは必要であろう。
<まとめ>
これからスマホやキャッシュレス決済のテクノロジーがどんどん進み、現金を使う機会がますます減ってくるであろう。
その時に、知らないうちにお金を支払っているとか、知らないうちに自分の現金口座残高が減っているということにならないように、今から子供たちに、どこでどういうお金を支払っているのか、もしくは支払うことになっているのかを教えていくのが、学校では教えてくれないお金の使い方の教育ではないでしょうか。
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